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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻9号

1978年09月発行

文献概要

論述

骨盤輪不安定症(仮称)—その病態と保存的療法について

著者: 田中宏和1

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.822 - P.831

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はじめに
 腰椎椎間板症の概念が導入されて以来その浸透はめざましいが,一方腰痛をすべてこの考え方で説明しようとする傾向がないわけではない.そのために見逃がされる疾患も少なくないように思われる.
 我々は女性腰痛患者の中に骨盤の不安定性が原因していると考えられる症例がかなりの頻度で存在するのに気づき,先人の文献をひもとくと共に解剖学的な病態の検討を試みた.そしてその病態像にもとづいて保存的治療,特に機能的装具を考案し現在まで比較的よい成績をおさめているのでここに報告し,諸賢の御批判を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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