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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻9号

1978年09月発行

文献概要

紹介

膝関節部分同種移植の紹介

著者: 渡辺雄1

所属機関: 1国立長崎中央病院整形外科

ページ範囲:P.853 - P.859

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はじめに
 この度,変形性膝関節症に対して新鮮同種移植を行なつているMount Sinai Hospital(Toronto,Canda)のDr. Grossのもとに1年間留学する機会に恵まれ,膝関節新鮮同種移植についていささかの経験を得ることができたので,その概要をここに紹介する.
 関節の同種移植は1908年Lexerが切断肢や死体から得た関節を臨床的に初めて用いて以来,Loeb(1926),Capurro & Pedemonte(1953)等が試み,更にその後massive frozen graftを用いてWilson & Lance(1965),Ottolenghi(1966),Volkov(1970),Parrish(1973)等が行なつている.Lexer自身,17年後のfollow-upで彼の行なつた34症例のうち半数以上に好結果を得ることができたと述べている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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