icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科13巻9号

1978年09月発行

文献概要

臨床経験

上腕骨外上顆炎(テニス肘)の集計的観察とその治療成績

著者: 秋月章1 田中義也1

所属機関: 1佐久総合病院整形外科

ページ範囲:P.879 - P.882

文献購入ページに移動
はじめに
 上腕骨外側上顆炎(以下外上顆炎と略す)は,英米ではtennis elbowと呼ばれ,1873年Rungeが,また1883年Majorが報告し,1885年Lancetにtennis elbowとして発表されて以来欧米には数々の研究がある.この疾患は,前腕の回旋運動と,手関節をコントロールする前腕の伸筋群の過度の使用により,肘部に疼痛と機能障害を来たすものであるが,特にテニス選手に目立つておこるものではないので,外上顆炎という名称を我々は使用している.この疾患は外来で日常しばしばみられる疾患ではあるが,その実態に関して詳しく調査した最近の報告は少ない.我々は佐久総合病院の症例について,発生頻度と局所ステロイド剤注射の効果について検討したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら