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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻1号

1979年01月発行

文献概要

論述

小児の下肢内旋変形—前捻角症候群

著者: 矢野悟1 小林郁雄1

所属機関: 1北兵庫のじぎく療育センター

ページ範囲:P.36 - P.46

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はじめに
 小児の下肢内旋変形については我国ではこれまでまとまつた報告は少ないが,欧米ではBrandt2)をはじめとし下肢の内旋変形に関する多数の報告がみられる.
 その原因としてSwanson14),Salter15)は胎生期の特有な肢位や,生後の習慣による寝癖(habitual sleeping position)や坐り癖(habitual sitting position)により大腿骨,下腿の捻れが発生するものと考えている.その結果,特有な臨床症状として内旋位歩行(knee in gait3))や立位での膝の内向が生じ,歩容の異常や不安定性あるいは運動能力の低下等16)がみられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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