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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻1号

1979年01月発行

文献概要

論述

先天股脱に対する減捻内反骨切り術,骨盤骨切り術の治療成績の比較

著者: 井村慎一1 長治孝雄1 中瀬裕介1 辻成人2

所属機関: 1金沢大学医学部整形外科学教室 2石川整肢学園

ページ範囲:P.47 - P.55

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はじめに
 先天股脱の保存的ならびに観血的治療後にみられる臼蓋形成不全,大腿骨頸部前捻増強,外反股などの大腿骨骨頭の求心性不良に対し,減捻,減捻内反骨切り術,臼蓋形成術,骨盤骨切り術などの補正手術が行なわれてきた.
 減捻,減捻内反骨切り術,あるいは内反骨切り術などの大腿骨切り術は大腿骨頸部の異常を矯正し,大腿骨骨頭の求心性を獲得することにより,その後の股関節の正常な発育を促すものであるのに対し,臼蓋形成術,骨盤骨切り術は主として臼蓋に対する補正を行ない,その後の良好な股関節発育を期する方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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