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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻1号

1979年01月発行

文献概要

臨床経験

急性脊髄麻痺にて発症した白血病の1症例

著者: 渡辺俊彦1 今江道宣1 村上剛1 浅井浩2

所属機関: 1大津市民病院整形外科 2近江八幡市民病院整形外科

ページ範囲:P.86 - P.90

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 白血病はその経過中に種々の神経症状を呈してくることは今までに知られており,特に脳出血による脳卒中症状は比較的よく併発する症状である.しかしその経過中に脊髄麻痺を呈する事は少なく,整形外科領域では内堀を初めとして6例の報告を見るにすぎない.我々は両下肢痛より急速に両下肢麻痺を呈し,その後も麻痺が上行し脊髄腫瘍の疑いにて硬膜を開き壊死に陥いつていた馬尾組織より骨髄芽球性白血病と診断された一症例を経験したので,本邦における最近25年間の報告例と本例とを合わせて30例を集計し若干の考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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