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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻10号

1979年10月発行

文献概要

論述

治療成績が不良であつた先天性股関節脱臼の観血的治療例の検討

著者: 蜂谷将史1 山田勝久1 森岡健1 高尾良英1 小林賢司1 金英煥1 奥義治1

所属機関: 1横浜南共済病院整形外科

ページ範囲:P.985 - P.994

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はじめに
 先天股脱の治療成績は早期に発見され,早期に治療されるようになつてから著しく向上してきた.しかし,日常の診療に際して難治性先天股脱と称するものに遭遇することが少なくない.これらを十分検討してみると先天因子というよりは,むしろ人為的因子にその原因が求められるものが多い.われわれは,かつて乳児期に治療されたものの中より成績不良例を検討し,第1表のごとき人為的因子によつて難治性先天股脱が作りだされていることを報告した.
 今回われわれは主として幼児期以後に,大腿骨骨切り術・Salter骨盤骨切り術・Pemberton骨盤骨切り術・Chiari骨盤骨切り術およびColonna手術を行つたものの中より,成績不良例を選びだし,その原因を各個別に検討を加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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