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調査報告
Ankylosing Hyperostosisと椎体窩溝
著者: 大本秀行1 森脇宣允1 津江和成1 瀬戸信夫1 服部奨2 早川宏2 河合伸也2 斉木勝彦2
所属機関: 1愛媛労災病院整形外科 2山口大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1004 - P.1011
文献購入ページに移動Ankylosing Hyperostosis(AH)またはAnkylosing Spinal Hyperostosis(ASH)は日常注意してみれば,比較的よく遭遇する疾患であり,脊柱周囲その他の諸靱帯の骨化をおこす代表的なものである.この疾患は日整会学術用語委員会で強直性脊椎骨増殖症と訳されており,最近後縦靱帯骨化(OPLL)を併発していることが多く注目されている.
AHについては,前世紀より諸々の報告があるが,Forestier2)らが形態学的病理学的特徴を研究報告し,一つの独立疾患として認められてくるにいたつている.ゆえにForestier病といぜんとして呼称する人も多くみうけられる.AHまたはASHと略すことがあるが全身の靱帯の骨化傾向が強く認められることより,AHと略す方が良いと思われる.
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