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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻10号

1979年10月発行

文献概要

臨床経験

上腕骨滑車無腐性壊死の1例

著者: 安井一夫1 宮本政義1 小野田太郎1 井上一2

所属機関: 1宮本整形外科病院 2岡山大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1035 - P.1037

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 いわゆる骨端核の無腐性壊死なる疾患は種々の骨端部に発生する.Osgood-Schlatter病,Perthes病,Köhler病,Kienböck病,Scheuermann病などはその代表的疾患であり特徴あるX線像を呈する.肘関節にもPanner病と呼ばれるこの範疇に属する疾患がある.これは上腕骨小頭部の無腐性壊死であり,本邦においても稀れであるが報告例がある.一方,上腕骨滑車骨端核の無腐性壊死はPanner病に比べて報告例は少なくごく稀れな疾患と思われる.我々は最近,上腕骨滑車無腐性壊死の1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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