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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻12号

1979年12月発行

文献概要

論述

脊柱運動の「節構造」と特発性側彎症の彎曲形式について

著者: 樫本龍喜1 畠山勝行1 山室隆夫1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1169 - P.1174

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はじめに
 側彎症外来において,我々が通常観察する彎曲の形式は,(1)右胸椎彎曲,(2)右胸椎左腰椎彎曲,(3)左胸腰椎彎曲,(4)左腰椎彎曲等が主なものである.この他,稀な彎曲として(5)二重胸椎彎曲,(6)頸胸椎彎曲,(7)ゆるやかなC字型彎曲等がある.
 人間の脊柱が,頸椎7こ,胸椎12こ,腰椎5こ,計24この椎体を硬組織の主要素とする桿状体であるならば,本来どの部分でどのように彎曲しても不思議でないと考えられるにもかかわらず,臨床的には,上述のように彎曲形式の種類が限られているのはなぜであろうか.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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