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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻12号

1979年12月発行

文献概要

装具・器械

脊柱側彎症に対して,特に開発せる水平自重能動牽引装置

著者: 徳野眞之1 野島元雄1 山下正郎1 園延峰義1 松永強右2

所属機関: 1愛媛大学医学部整形外科学教室 2徳島大学教育学部金属加工研究室

ページ範囲:P.1195 - P.1202

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はしがき
 脊柱側彎症に対して,近時Cotrelのdynamic spine traction1)が注目され,これに関連し従来評価されることの少なかつた牽引,体操療法の必要性が叫ばれるようになり,術前矯正療法を含め特に早期対策として次第にその価値が認められるようになつてきた.
 愛媛大学整形外科教室においては,牽引療法に関し水平自重能動牽引装置を開発し,かつ牽引装置でえられた矯正位の保持を目的としての装具すなわち矯正位固定装具を工夫した,この牽引療法に関しては,術前の牽引矯正訓練のみならず軽中等度症例を主体とした保存的治療体系に関連して検討を重ねてきた.このような治療体系は,脊柱の異常に関する学校保健にも関連し早期発見,早期治療,増悪予防を目的として,学童,生徒に対する対策プログラム上きわめて意義のあるものと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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