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臨床経験
前後合併手術により矯正し得たWohlfart-Kugelberg-Welander diseaseの腰椎hyperlordosisの1症例
著者: 小林英夫1 井上駿一1 北原宏1 服部孝道2
所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2千葉大学医学部神経内科学教室
ページ範囲:P.1223 - P.1227
文献購入ページに移動脊柱変形をきたすneuromuscular diseaseには多くの疾患があり1,2),以前はそのほとんどがポリオによるものであつたが,ワクチンの使用により最近では全く発生をみなくなり,それに代つて進行性のneuromuscular diseaseによる脊柱変形が注目されるようになつてきた.
今回われわれはJuvenile spinal muscle atrophy,すなわちWohlfart-Kugelberg-Welander diseaseによる腰椎のhyperlordosisの症例に対し前後合併手術をおこない,これを矯正しADLの改善をみたので若干の考察を加えて報告する.
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