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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻12号

1979年12月発行

文献概要

臨床経験

短指伸筋の1例

著者: 福沢玄英1 三谷晋一2

所属機関: 1田浦共済病院整形外科 2健康保険総合川崎中央病院整形外科

ページ範囲:P.1228 - P.1233

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はじめに
 人体は600有余の筋より成り立つている.従つて,筋の破格も決して少なくない.短指伸筋(extensor digitorum brevis manus)については1734年Albinusがその存在を明らかにして以来,多くの解剖学者によりいくたの報告がなされて来た.しかし,臨床例の報告は極めて少なく,そのほとんどの症例は軟部腫瘤として手術された結果,あるいはまた,手背部の手術中に偶然見出されたものである.
 私共は最近,軟部腫瘤(tenosynovitis)と診断し,手術の結果,短指伸筋であつた1症例を経験したので,若干の文献的考察を加え報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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