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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻2号

1979年02月発行

文献概要

論述

変股症およびR. A.における大腿骨頭軟骨下海綿骨のremodelling

著者: 日下部明1

所属機関: 1東北大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.148 - P.155

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はじめに
 変形性股関節症の病因やその進行過程に関与する要因についてはいまだ明らかでない.末期変股症では関節軟骨の変性や破壊と,軟骨下海綿骨の旺盛な新生骨反応による硬化ないし象牙化や,骨棘やのう胞形成などの破壊と修復2つの病態が混在することが特徴であり,関節軟骨のみでなく軟骨下骨の変化も著明である.
 これまで一般的には一次性変股症は硝子軟骨そのものの内因性破綻や変性が先行し,それに生体力学的な機械的要因も加わつて進行していくと考えられており骨の変化はすべて二次的なものとされ,多くの研究は関節軟骨に集中されてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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