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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻3号

1979年03月発行

文献概要

論述

小児円板状半月障害における半月部分切除術について

著者: 冨士川恭輔1 伊勢亀冨士朗1 三倉勇閲1 竹田毅1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.226 - P.234

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はじめに
 日常の臨床において,膝関節痛を訴えて外来を訪れる小児は決して少なくなく,診断や治療に苦慮することがしばしばある.
 近年,小児膝内障に対する関心も次第に高まり,関節造影法や関節鏡検査の普及によつて膝内障というbasket nameの病態も次第に解明されつつある.しかし患児自身の訴えが明確を欠くこと,臨床症状が成人のそれに比較して不定なこと,あるいは単純X線写真による情報量が極めて少ないことなどから的確な診断が下されないまま,成長痛,急性関節炎,関節リウマチ,捻挫,神経痛など誤つた診断で誤つた治療が行なわれがちである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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