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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻4号

1979年04月発行

文献概要

特集 脊椎外傷—早期の病態・診断・治療—(第7回脊椎外科研究会より)

教室における脊椎損傷治療成績の検討から得られた脊椎損傷治療方針について

著者: 中川武夫1 井上駿一1 渡部恒夫1 豊田敦1 伊藤豊1 大木健資2 広瀬彰2

所属機関: 1千葉大学医学部整形外科学教室 2君津中央病院整形外科

ページ範囲:P.306 - P.312

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はじめに
 脊椎損傷は交通外傷,労働災害,スポーツ外傷としてしばしば発生するが,高頻度に脊髄損傷を合併するため受傷初期よりの適切な治療が予後を大きく左右することはいうまでもない.現在われわれは脊髄損傷に対して積極的に除圧手術を施行しかつ損傷脊椎のalignmcntを回復し,脊椎の保護機能,支持性,安定性の再建を企図している.また呼吸管理,尿路管理を適切に行なうことにより合併症を予防し,リハビリテーションを早期より安全かつ円滑に施行するという原則に基づき治療を行なつているが,教室における脊椎損傷,脊髄損傷の治療法には脊椎外科の進歩に伴い少なからぬ推移がある.今回その治療成績につき検討を加え現在の治療力針につき述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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