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特集 脊椎外傷—早期の病態・診断・治療—(第7回脊椎外科研究会より)
脊椎骨折の保存的療法の限界
著者: 竹内錬一1 井形高明1 高田広一郎1 成瀬章1 樋口幸夫1 辺見達彦1 米沢元実 渡辺修身
所属機関: 1徳島大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.313 - P.318
文献購入ページに移動脊椎外傷の治療が骨傷の整復固定による脊柱の支持性と脊髄保護作用の再建にあることは論をまたない.昭和40年以来,われわれは脊椎脊髄損傷に対して,積極的にとり組み症例の治療をかさねてきた.昭和40年より昭和47年までは主として,保存的に治療し,昭和48年以後は,脊髄動脈撮影を初期診断の一助として導入し,手術療法の適応を考慮してきた.今回は,これら治療法の成績をふりかえり,主として受傷当初において,われわれが採用した保存的療法の問題点をあげ検討を加え報告する.
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