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臨床経験
最近5年間における上肢末梢神経損傷の手術成績
著者: 岡義範1 堀内行雄1 伊藤恵康1 内西兼一郎1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.516 - P.522
文献購入ページに移動近年microsurgerの導入によつて整形外科学の手術は著しく進歩してきた.末梢神経外科においてもfunicular suture法の開発(伊藤5)),microelectrodeによるdirect funicular stimmulation(Hakstian2)),interfascicular nerve grafting(Millesi7))などmicrosurgeryを加味して種々の手技改善に努力が払われている.しかしなおその治療成績は必らずしも充分満足できるものとはいえない.
今回我々は,最近5年間に手術を施行した上肢末梢神経損傷患者の治療成績を調査し,今後の末梢神経損傷の治療の一助とすべく,若干の検討を加えたので報告する.
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