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カラーシリーズ 整形外科医のための免疫学・5
関節リウマチの血清学的特異性—新しい組織学的アプローチ
著者: 吉野槇一1 石山昱夫2 小室絵里佳2
所属機関: 1日本医科大学理学診療科 2帝京大学医学部法医学教室
ページ範囲:P.532 - P.535
文献購入ページに移動"免疫’とは文字が示すように"疫を免がれる"という意味で自己に対して"益"になる反応である.しかし時として自己に対し"有害"な反応を引きおこす場合がある.これを異常免疫反応,またはアレルギー(広義の解釈)という.では異常免疫反応がどのような作用機序で組織障害を起こすのかを系統的に述べたのがCoombsらである1).Coombsらは異常免疫反応を(第1図)のように4型に分類した,なお,I型,II型,III型は体液性免疫,そしてIV型は細胞性免疫である.
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