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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻6号

1979年06月発行

文献概要

論述

Spitzy変法による臼蓋形成術

著者: 赤松功也1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.552 - P.559

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いとぐち
 1920年,Spitzyは8歳の先天性股関節脱臼児に臼蓋形成術を施行し,1924年にZeitschrift fur orthop. Chir.で報告した.即ち,脱臼位にある骨頭を引き下げ,原臼位にもどし,整復位で関節包を開放し,臼蓋部に脛骨より採取した骨片を移植した。関節包をもとにもどしたのち,さらにその上方に,もう一片の脛骨片を移植した.2年後の結果として,下骨片は完全に吸収されたが,上骨片は明らかに新臼蓋を形成し,患児は跛行もなく,運動制限もみとめられなかつた,と報告している.
 以下に述べる我々の方法が,果してSpitzyの変法といえるか否かは,問題のあるところであるが,手術法とその結果について略述する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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