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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻7号

1979年07月発行

文献概要

論述

膝蓋骨のtangential osteochondral fractureに合併した大腿骨外側顆の骨軟骨骨折について

著者: 藤沢義之1 塩見俊次1 三馬正幸1 増原建二1

所属機関: 1奈良県立医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.634 - P.647

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緒言
 大腿骨顆部・脛骨顆部・膝蓋骨などの関節面におよぶ通常の骨折を除き広義に解釈すれば,osteochondral fractureには外力の作用機転よりして,
 1.大腿骨顆部・脛骨顆部・膝蓋骨などの関節面への直達外力によるもの
 2.十字靱帯,膝蓋靱帯,大腿四頭筋や膝蓋支帯などの牽引力によるもの
 3.膝蓋大腿関節や大腿脛骨関節におけるもの
  a.膝蓋大腿関節
  1)膝蓋屑前面よりの外力によるもの
  2)膝蓋骨が外側へ脱臼したり,脱臼した膝蓋骨が整復される際の剪断応力によるもの
  b.大腿脛骨関節
  1)内・外反や過伸展強制によるもの
  2)捻転圧迫応力によるもの
などがある.しかし,狭義な意味では,その発生機序に特殊性をもつもの,すなわち,3-a-2)や3-b-2)などの主として剪断応力や捻転圧迫応力によるものが一般にosteochondral fractureと呼ばれている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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