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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科14巻7号

1979年07月発行

文献概要

シンポジウム 五十肩の治療

五十肩症候群の手術療法

著者: 福田宏明1

所属機関: 1東海大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.699 - P.705

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はじめに
 いわゆる五十肩は一つの症候群として扱われることが多い,その中に肩関節周囲炎とか五十肩としかいいようのない大きな一群があり,この本態については未解決のまま残されている.この原因不明のいわば狭義の五十肩については現在のところ手術療法の適応はない.したがつて五十肩の手術といつても,その対象は病態のある程度明らかな疾患群,すなわち腱板断裂,腱板石灰沈着,上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎,肩峰下滑液包炎,肩関節拘縮などである.ここではわれわれの手術経験を述べるとともに難治性の五十肩の中に腱板部分断裂が含まれている可能性につき私見を述べたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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