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シンポジウム 最近の抗リウマチ剤の動向
最近の抗リウマチ剤の動向
著者: 七川歓次1
所属機関: 1滋賀医科大学整形外科学教室
ページ範囲:P.900 - P.905
文献購入ページに移動二重盲検法によつて二つの非ステロイド抗炎症剤の効果を比較しても,両者に有意の差の出ることは滅多にない.むしろ副作用の方で有意差の出ることの可能性の方が大きい19).そこで実際に患者に非ステロイド抗炎症剤を投与するさいに,漫然と選んでも大差ないという印象をもつことになるが,最近ではこういうように有効率をパーセントで理解するのではなしに,患者個個について,ある薬剤に対して反応するものとしないもの,という風に理解されるようになつた.
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