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臨床経験
ペルテス病の治療成績
著者: 奥野徹子1 渡辺良之2 江崎正孝3
所属機関: 1久留米大学医学部整形外科学教室 2佐賀整肢学園 3熊本敬愛病院
ページ範囲:P.957 - P.963
文献購入ページに移動ペルテス病の発症年齢は予後を左右する重要な因子で,年齢が若いほど良い成績が得られることはMindell,Evans,Katzらをはじめ多くの報告がなされている.他方1959年O'Garraはペルテス病を2つのグループに分けて骨頭の前方部のみ壊死に陥る前方部ペルテス病は骨頭全体が壊死に陥るペルテス病に較べて修復が完全に行なわれ,治療しなくても治癒するように思われると報告した.
さらに1971年Catterallは97例のX線像を4つのグループに分けて年齢別,性別,治療群,非治療群の成績を報告した.
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