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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻1号

1980年01月発行

文献概要

論述

慢性関節リウマチの膝関節造影像—第4報.関節軟骨,半月像について

著者: 田中義則1 冨士川恭輔1 伊勢亀冨士朗1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.46 - P.53

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はじめに
 日常の関節リウマチ(以下RAと略す)の診療にあたり,多くの場合,膝関節の病態は臨床所見と単純X線所見から判定されるが,これらのみでは関節軟骨,半月,靱帯,滑膜など関節構成体の病態を十分に把握することは困難である.さらに近年,変形,拘縮などにより機能不全に陥つたRAの膝関節に対しても,積極的に機能改善がはかられるようになり,ますます膝関節の緻密な病態の把握が要求されてきている.
 1900年代初期にRobinsonおよびWehrenendorffによりはじめて空気を用いた膝関節造影が行われた.以後膝関節造影法は改良が重ねられ,1959年にAndrénおよびWehrin1)らが水平X線軸二重造影法を開発するに至り飛躍的な進歩を遂げた,

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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