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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻1号

1980年01月発行

文献概要

整骨放談

Hardy Country

著者: 宮崎淳弘1

所属機関: 1鹿児島大学

ページ範囲:P.94 - P.94

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 Percy J. Barnettの家はEnglish Channelを眼下に見る丘の斜面にある.Waterloo駅から3時間半,Axminsterから車で10分の海辺で,向うに続く断崖には,鴎が群れ,庭に舞い下りる.七高2年の秋,英極東艦隊空母Eagleとホッケーの試合をした時,笛を吹いたのがRoyal Air ForceのSquadron Leaderの彼であつた.以後1940年,独英戦争初期まで文通が続いた.
 1968年,欧米旅行に当り,先ず行つて見たかつたのがP. J. Barnettの家と,Hardyの小説,TessがAlec D'urbervillesを刺してAngel Clareと逃げ,警官に捕まる夜を過したStonehenge,またその小説の出だし,坂を下る牛乳馬車の車輪が外れ,父親が怪俄をした道.Egdon heathの地平線から足の悪い男の影が近づいてくる,素晴らしい描写で始まる,"The Return of the Native"の土地,また"Jude the Obscure"に描れたJudeが,少年時代鳥の番をしながら,鳴子の綱を引くのを止めた,Dorchester(小説ではCasterbridge)の麦畑等であつた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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