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骨肉腫に対するメソトレキセート大量療法に関連して
著者: 古屋光太郎1
所属機関: 1東京医科歯科大学整形外科
ページ範囲:P.929 - P.929
文献購入ページに移動1960年に東大グループにより抗癌剤の局所灌流療法が,また1963年に赤星教授により局所動脈内持続注入法が導入され,化学療法に関する認識がたかまり術前・後に計画的なadjuvant chemotherapyが行われるようになつた.そのため1972年より1977年までの骨肉腫登録例の5年生存率は29.7%となり,術前転移を認めなかつた症例の5年生存率は38.5%と著しく上昇している.ちなみに青池名誉教授の行つた1961年までの骨肉腫登録例の予後調査では5年生存率14.3%であり,進歩のあとがうかがえる.
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