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臨床経験
Giliberty人工骨頭置換術施行後にカップと骨頭間の脱臼を生じた2例
著者: 原口和史1 鳥巣岳彦1 加茂洋志1 清田幸宏1
所属機関: 1九州労災病院整形外科
ページ範囲:P.970 - P.972
文献購入ページに移動Giliberty人工骨頭では摩擦抵抗の差で関節の動きは主としてカップと骨頭間で行われるため臼蓋に対する侵蝕が少ない,関節の過度な動きに対しては臼蓋とカップ間の動きが加わるため脱臼が起こりにくい,弾性のあるポリエチレンが介在するため臼蓋と骨頭間に働く衝撃力が減じられる,臼蓋に変化が起こつた時には容易に人工股関節に移行できる等の利点があるとされている4,5,7).当科ではGiliberty人工骨頭置換術後にカップと骨頭間の脱臼を2症例に経験したので若干の考察を加え報告する.
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