文献詳細
文献概要
臨床経験
D-ペニシラミン低投与量症例の副作用について
著者: 森重登志雄1 藤森十郎1 亀山三郎1 吉野槇一1 内田詔雨2
所属機関: 1日本医科大学第一病院理学診療科 2都立墨東病院リウマチ科
ページ範囲:P.993 - P.996
文献購入ページに移動D-ペニシラミンの副作用の種類,頻度,そして重篤度などが,1日投与量と比例するかどうかは大変興味あるところである.
D-ペニシラミンの1日投与量が100〜200mg(平均126mg/日)の関節リウマチ60症例について,その副作用を調べてみたところ,大変興味ある結果を得た.特にその発症頻度は31.0%と以前本誌に発表した結果に比較して著しく減少した.今回これらD-ペニシラミンの低投与量症例の副作用について,文献的考察を加えて述べてみたい.
掲載誌情報