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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻11号

1980年11月発行

文献概要

カラーシリーズ 義肢・装具・10

動力義肢装具

著者: 加倉井周一1

所属機関: 1東京都補装具研究所

ページ範囲:P.1010 - P.1013

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I.定義および歴史
 動力義肢装具とは義肢または装具をコントロールするためのエネルギー源を外部の源泉(電気,空圧,油圧等)に依存するものである.
 歴史的にみると第二次世界大戦後にまず動力義手の開発が各国で着手されるようになった.1952年に西ドイツ・ハイデルベルク大学のHäfner,Lindemann,Marquardtらによる圧縮炭酸ガスを用いたガス義手の開発3)4),1945年にリヒテンシュタインのVaduzにいたWilmsの電動義手(筋の動作自体をスイッチにしたもの,感覚フィードバックも備えており,後にフランスで改良を加えてVaduz Handとして市販された),ソビエトのモスクワにあるロシア共和国社会保障省直属の中央義肢装具研究所が1960年に世界で初めて実用化に成功した前腕用筋電義手などがあげられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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