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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻11号

1980年11月発行

文献概要

臨床経験

閉鎖式股関節固定術の経験

著者: 星井浩一12 三国義博1 青柳孝一1 石垣一之1 寺島嘉昭1

所属機関: 1市立札幌病院整形外科 2北海道大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1067 - P.1073

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緒言
 人工関節をはじめ股関節に対する各種の新しい手術方法が進歩した現在でも,股関節固定術が適応となる症例は少なくない,その手術術式として古くから多数の方法が提唱されてきたが,今日では河野慣用法5),Watson-Jones14)の方法,A-O式cross-plate法9,10)などがよく行われている.これらの方法では,1)大腿骨頭と臼蓋の関節面の新創化,2)関節内骨移植,3)金属による内固定の3点を行うことが基本であるが,その手術手技は複雑であり手術侵襲も大きい.
 一方,Henssge3),Somerville11)などは関節部にまつたく侵襲を加えず,また関節内外骨移植もせずに,内固定金属の挿入のみを行つて股関節を骨性癒合させる方法を報告している.いわば閉鎖式股関節固定術と呼ぶべき方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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