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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻12号

1980年12月発行

文献概要

論述

股関節のidiopathic chondrolysis

著者: 岩崎勝郎1

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1113 - P.1121

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はじめに
 股関節のchondrolysisは種々の起炎菌による感染性股関節炎やリウマチ性疾患の一症状として,あるいは大腿骨骨頭辷り症の合併症としては,しばしばみられるものであるが,これら疾患を伴わないものをJones(1971)8)はadolescent chondrolysis,Wengerら(1975)17)やDuncanら(1979)5)は,idiopathic chondrolysisという名でそれぞれ9例,2例および8例を報告している.その他にもHeppenstall(1973)7),Golding(1973)6),柘植ら(1977)14)なども,大腿骨骨頭辷り症とは関係なく発症したchondrolysisを記載しているが,われわれもこれらと同じ範疇には入ると思われる4例4関節を経験したので,それらの概要を報告すると共に,その発生原因,治療,鑑別診断などにつき検討を加える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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