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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻12号

1980年12月発行

文献概要

論述

腰痛疾患における下肢の血行障害について

著者: 荒井三千雄1 阿部栄二1 斎藤晴樹1

所属機関: 1秋田大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.1156 - P.1162

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はじめに
 椎間板ヘルニア,変形性脊椎症,脊柱管狭窄症などの腰椎疾患に伴う下肢の症状は,単に神経根の刺激や圧迫による痛み,脱力だけではなく,下肢の冷感など血行障害を思わせる訴えをもつものが少なくない.また,脊柱管狭窄症に特徴的な症状とされている間歇性歩行障害も症候のうえからは動脈の閉塞性疾患のものと区別しにくく,下肢の冷感とともに,これらの腰椎疾患においては下肢に何らかの血行障害を伴つている可能性が考えられる.この問題について若干の検討を加えて考察してみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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