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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻2号

1980年02月発行

文献概要

論述

老人の脊柱変形の分析

著者: 有田親史1 小林郁雄1

所属機関: 1北兵庫整形外科センター

ページ範囲:P.115 - P.122

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はじめに
 姿勢に関する報告は多いが,これを客観的に分析した報告は少ない.姿勢には静的姿勢と動的姿勢があるが,静的姿勢をとらえようとした場合,類型化された型として姿勢をとらえるのが簡明である.Staffelの分類が広く用いられてきたのはこのためである.
 姿勢は胎生期,乳児期,幼児期と変化するが,起立,歩行とともに頸椎前彎,胸椎後彎,腰椎前彎のpatternができ上り,それ以後は種々の環境因子により影響をうける.この点より老人の姿勢は人の終局的な姿を示すものである.今回私達はほぼStaffelの分類に準じて,X線学的に老人の脊柱変形を詳細に分析し,それぞれの姿勢の特徴を検索し,併せて筋電図学的な検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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