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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻2号

1980年02月発行

文献概要

論述

先天股脱の機能的療法

著者: 岩崎勝郎1

所属機関: 1長崎大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.131 - P.137

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はじめに
 先天股脱に対する機能的療法の原点ともいうべきRiemenbügel法(以下Rb法と略)の整復のメカニズムは,従来,Pavlik15),Mittelmeier13),坂口17,19)らによつていわれていたような筋力の作用によるものではなくて,Rb装着下での下肢の重量が非常に大きな役割を演じていることはすでに報告してきた11).このことはPavlik以来の機能的療法の概念の再検討をせまるものであり,今後はこの整復理論にもとづいた新しい機能的療法の確立が望まれる.本論文ではそのような観点からの先天股脱に対するRbを中心とした機能的療法のあり方と,それらに関するいくつかの問題点につきのべる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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