文献詳細
臨床経験
頸椎上関節突起における特異な骨棘像の検討
著者: 池田清1 武内章二1 大橋勉1 尾崎邦宏1 安福嘉則1 竹内正信1
所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.158 - P.160
文献概要
最近われわれは,項部痛を訴える42歳の主婦で,頸椎側面レ線像上第6頸椎上関節面後方に上向きの小骨棘が見られ,骨軟骨性外骨腫をも疑われ紹介された症例(第1図)を経験し,この機会にかかる変化について他の多数例のレ線写真や屍体標本を調査した結果,これは必ずしも稀な所見ではないことがわかつたので,その頻度や組織像などについて報告する.
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