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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻2号

1980年02月発行

臨床経験

頸椎上関節突起における特異な骨棘像の検討

著者: 池田清1 武内章二1 大橋勉1 尾崎邦宏1 安福嘉則1 竹内正信1

所属機関: 1岐阜大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.158 - P.160

文献概要

 頸椎の退行性変化は,椎体辺縁や椎間板部に高頻度に認められるが,椎間関節における骨棘像などは平素頻繁に見られるものではない.また頸椎椎間関節の変形性変化は,椎間板のそれにくらべ,比較的上位頸椎に好発するとされている1)
 最近われわれは,項部痛を訴える42歳の主婦で,頸椎側面レ線像上第6頸椎上関節面後方に上向きの小骨棘が見られ,骨軟骨性外骨腫をも疑われ紹介された症例(第1図)を経験し,この機会にかかる変化について他の多数例のレ線写真や屍体標本を調査した結果,これは必ずしも稀な所見ではないことがわかつたので,その頻度や組織像などについて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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