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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻2号

1980年02月発行

文献概要

臨床経験

胸壁から胸腔内に発育したlipoblastomatosisの1例

著者: 姥山勇二1 後藤守1 山脇慎也1 宮川明2 平田保3

所属機関: 1国立札幌病院整形外科 2国立札幌病院病理 3国立南札幌病院外科

ページ範囲:P.182 - P.184

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緒言
 脂肪芽細胞腫症(lipoblastomatosis)は,乳幼児に発生する稀な腫瘍でありその報告も少ない.病理組織学的にも,脂肪腫や脂肪肉腫との鑑別をはじめ不明な点が多かつた.しかしChung & Enzingerの報告以来1),その臨床病理学的性格はかなり明確なものとなつた.本邦においても吉田,遠城寺の報告12)をはじめとして最近ではこの腫瘍に対する認識がひろまつている.私達は左側胸部に発生した腫瘍が局所再発をきたし,胸腔内に発育した1歳4ヵ月男児のlipoblastomatosisの1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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