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特集 脊椎腫瘍(第8回脊椎外科研究会より)
脊髄圧迫を生じた転移性脊椎腫瘍にたいする除圧手術と保存療法の比較
著者: 岡村博道1 加藤文雄1 安藤義治1 林弘道1 岩崎三樹1 山田博隆1 松田弘彦2
所属機関: 1東京警察病院整形外科 2公立昭和病院整形外科
ページ範囲:P.314 - P.317
文献購入ページに移動脊椎の悪性腫瘍により脊髄圧迫麻痺を生じた場合,手術的に圧迫を除去して麻痺を回復させようと試みることが妥当であろうか.
最近われわれが経験した数例の印象では,椎弓切除術をおこなつた症例で期待したような麻痺の回復が得られず,むしろ死期を早めた可能性があり,反対に保存的に治療した症例で予想外に麻痺の回復がみられたものがあつた.そこで当科に入院した脊椎悪性腫瘍のうち,脊髄圧迫を生じて歩行困難となつた症例の治療結果について調査した.
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