臨床整形外科15巻3号

1980年03月発行

特集 脊椎腫瘍（第8回脊椎外科研究会より） 総括

原発性脊椎腫瘍の治療Aの部

著者： 小野啓郎¹

所属機関： ¹大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲：P.325 - P.327

　原発性脊椎腫瘍に対しては，腫瘍の完全な除去をめざしてより徹底した外科処置と，これを可能にするさまざまの工夫がこらされている現況を深く印象づける研究会であつた．
　A-sessionの内容は興味深い症例の報告（新城，八木，森，鈴木および和田の諸氏），出血対策にselective arterial embolizationを採用した経験（渡，酒勾および有馬の諸氏）および手術成績の評価（角田，丸井および里見の諸氏）からなつている．