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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻4号

1980年04月発行

文献概要

論述

下肢長管骨骨折に対する重複キュンチャー髄内釘固定法

著者: 三谷哲史1 奥島平八郎1 真崎祐介1 蕪木初枝1 吉井新一1

所属機関: 1奥島病院整形外科

ページ範囲:P.378 - P.389

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はじめに
 大腿骨,下腿骨などの長管骨骨折に対する手術的療法の中で,キュンチャー髄内釘固定法は,多くの利点を有しながら,器械設備の問題や,殊に閉鎖的にこれを行うことの技術的な困難さから,必ずしも一般的な方法とはいい難いようである.
 われわれは最初,下腿骨骨折の髄内固定の固定力不全のものに対して,補強の意味でもう1本の釘を追加して,容易に目的を達し得たことから,太い釘1本の固定よりも,むしろ最初から細いものを2本組み合わせて打入することを思いたち,まず下腿骨,ついで大腿骨,さらには数例の上腕骨に対して,いずれも閉鎖的にこの重複キュンチャー釘法を試み,簡便でやさしい方法であるとの確信を得たので,本法の概要を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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