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シンポジウム CTと整形外科
膝関節疾患におけるCT像
著者: 光安知夫1 吉田光男1
所属機関: 1九州大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.430 - P.441
文献購入ページに移動Computed tomography(以下CTと略す)は1973年Hounsfieldらによつて臨床応用されたのが始まりである,その後全身用CTが開発されて以来整形外科領域でも主に脊椎疾患,骨軟部腫瘍に応用され,その有用性について報告されてきている.しかし膝関節におけるCTの応用についての報告は少ない.
また一方,膝関節疾患における検査法としては関節造影,関節鏡という検査法があり,それらの普及,改良によつて膝内障における診断も著しく向上してきている.しかしこれらの検査はいずれも患者にある程度の侵襲を与えるものである.われわれはnon-invasiveな検査法であるCTを使用して膝関節疾患の診断の可能性を追求する目的で研究を行い,CT診断の実用性,限界等について検討を加えたので報告する.
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