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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻5号

1980年05月発行

文献概要

シンポジウム 先天股脱の予防

乳児神経学からみた先天股脱

著者: 篠田達明1

所属機関: 1愛知県心身障害者コロニーこばと学園ハビリテーション科

ページ範囲:P.467 - P.472

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はじめに
 二足歩行をいとなむ人類にとつて,先天性股関節脱臼は,古来より,人びとをくるしめてきた,もつとも重要な難疾患のひとつである.
 しかしながら,近年,京大石田勝正講師の提唱する『生直後からの自然肢位・自由運動育児による先天股脱の予防』という,きわだつてすぐれた理論と実践の成果によつて,乳児の股関節脱臼は,その発生をいちじるしく減少させることが可能となつてきた.このことは,わが国の整形外科史上,まさに画期的な業績として位置づけられるものであり,石田講師をはじめとする京大グループならびにこの活動をささえた関係者の熱意と努力にたいし,ふかい敬意をささげるものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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