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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻6号

1980年06月発行

文献概要

論述

先天性股関節脱臼におけるRiemenbügel法整復のメカニズム

著者: 安藤御史1 竹光義治1

所属機関: 1旭川医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.587 - P.593

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はじめに
 乳児先天性股関節脱臼(以下乳児先天股脱と略す)の保存的治療は軟骨骨頭を可能な限り愛護的に整復障害因子を除去することであろう.初期治療法として広く用いられているRiemenbügel法(以下R. B.法と略す)においても,なお整復不能例や骨頭に障害を残す例が決して稀ではない.これらを解決するためには,いまだ不明の点の多いR. B.法による整復のメカニズムを解明することが必要と考えられる.R. B.法の整復のメカニズムの解明のためには,乳児先天股脱の整復障害因子がなんであるかを検討しなければならない.R. B.装着による自然整復とは整復障害因子が自然に除去され骨頭が寛骨臼内におさまることであり,整復障害因子がどのように除去されて行くかを解明することがR. B.法の整復メカニズムそのものだからである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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