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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻6号

1980年06月発行

文献概要

臨床経験

Bleomycinにより興味ある経過を辿つた軟部好酸球肉芽腫の1例

著者: 高木治樹1 山室隆夫1 梁瀬義章1

所属機関: 1京都大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.601 - P.605

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 軟部好酸球肉芽腫—いわゆる木村氏病—は,1909年片山3)が本症をMikulicz病として報告して以来,本邦では現在に至るまで主に皮膚科・耳鼻科領域にて約350例の報告がなされている.しかし,整形外科領域での症例報告11,18,19)は,その好発部位の関係上散見されるにすぎない.また,本症の原因・本態については未だ模索の域を出ず,種々の治療法が試みられている.
 われわれは最近,右上腕に巨大な腫瘤を形成した本症の1例を経験し,Bleomycin infusionを行つたところ,興味ある経過を辿つたので,若干の文献的考察を加えて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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