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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻6号

1980年06月発行

文献概要

臨床経験

オステオポイキローシスの1家系3症例

著者: 小林明正1 真角昭吾1

所属機関: 1北里大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.633 - P.636

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 Osteopoikilosisは管状骨の骨端から骨幹端にかけて,あるいは扁平骨の海綿質内に円形〜斑点状の小さな硬化病巣が散在する遺伝性疾患である.本疾患は無症状に経過するため,捻挫や打撲などの外傷を機会にして偶然に発見されることが多い.したがつて報告例も少なく,比較的稀な疾患とされている.
 ここに報告する14歳女性の発端者も両膝関節痛を主訴として来院し,偶然にもX線所見上斑点状の骨硬化像を見いだしたものであり,さらに家族の調査を行つた結果,全く無愁訴の母親と兄にも同一疾患を認めた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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