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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻7号

1980年07月発行

文献概要

カラーシリーズ 義肢・装具・6

体幹装具

著者: 大井淑雄1

所属機関: 1自治医科大学整形外科・リハビリテーションセンター

ページ範囲:P.644 - P.647

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 腰痛疾患や背痛疾患の保存的治療法の一つに装具療法がある.脊椎に用いられる装具を体幹装具spinal braceまたは脊椎支持装置trunk supportという.脊椎用装具に限らず装具にはその根本的な目的として4つの点があげられる.New York University Medical CenterのInstitute of Rehabilitation MedicineにおいてDeaverの提唱したものでもっともなじみが深いものである.つまり①変形の防止prevent deformity,②変形の矯正correct deformity,③体重の支持support body weight,それに④不随意運動の抑制(固定)control involuntary movement(fixation)である.四肢や体幹の装具はいずれもこの4つの項に関連があって作製されるのであるが,強調される項がいろいろである.
 体幹装具のふつうの型のものは①の要素を少し含み③④が主な目的といえるであろう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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