icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻8号

1980年08月発行

文献概要

カラーシリーズ 義肢・装具・7

下肢装具

著者: 渡辺英夫1

所属機関: 1佐賀医科大学整形外科

ページ範囲:P.730 - P.733

文献購入ページに移動
はじめに
 「装具とは四肢,体幹の機能障害の軽減を目的として装用する整形外科的補助器具である」と定義されているが,実際的には次の4つの目的に分けて考えるとよい.①変形の予防,②変形の矯正,③病的組織の保護(炎症や障害のある組織を安静固定し,病勢の進行を止め治癒を促進する),④失われた機能の代償または補助(不適当な筋力や構造的に不安定な関節に対して代償または補助する.したがって歩行の介助や免荷も当然含まれる).
 下肢装具の適応を決め,適切な装具を処方するのは医師の仕事であるが,個々の症例について装具に何を期待するかを認識し,装具装着によって患者がうけるmeritとdemeritとを検討すべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら