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論述
脊髄腫瘍再手術例の問題点
著者: 山田均1 辻陽雄1 玉置哲也1 伊藤達雄1 大塚嘉則2
所属機関: 1富山医科薬科大学整形外科学教室 2千葉大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.744 - P.754
文献購入ページに移動脊髄腫瘍における予後は,一般に良好であるという理解は誤りではないが,ときに再手術を余儀なくされる症例もあり,脊椎管内という特殊な解剖学的条件下における再手術の予後は決して満足しうるものばかりではない.今回,われわれは,1953年〜1976年まで主として千葉大学および富山医科薬科大学で経験した109例の脊髄腫瘍のうち,再手術に至つた13例につき,予後ならびに予後不良因子について検討を行い,治療上の問題点につき論ずる.なお,これら症例の再手術の大多数は著者の一人(辻)により再手術が施行されたものである.
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