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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻8号

1980年08月発行

文献概要

手術手技

薄筋皮弁による坐骨部褥創の修復手術法

著者: 今井達郎1 原科孝雄1 柴崎啓一2 大谷清2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部形成外科学教室 2国立療養所村山病院整形外科

ページ範囲:P.767 - P.770

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脊損患者の褥創は易発性,難治性であり,局所のみならず全身的影響も少なくなく,重要な合併症の一つである.それゆえに褥創を予防する事が脊損患者の療護上で最も重要となる.しかし不慮にも一旦発生したら自然治癒は望み難く,外科的治療に頼らねばならない.ところで従来用いられてきた局所皮弁による修復手術は前回手術の瘢痕などに影響されやすいため困難であるばかりでなく,褥創の再発率も高い欠点がある.最近,良好な血行を有する筋肉皮弁により褥創を治療する方法が報告されている,我々も二例の坐骨部褥創に対し,薄筋皮弁を使用し良好な成績を得たのでその手術方法について紹介する

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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