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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科15巻8号

1980年08月発行

文献概要

臨床経験

McBride法施行後に生じた内反母趾の治療

著者: 君塚葵1 宮永豊1 黒川高秀1 田川宏1 高橋定雄2 中嶋寛之2 鈴木勝己3

所属機関: 1東京大学医学部整形外科学教室 2関東労災病院整形外科 3産業医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.790 - P.794

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 150以上あるといわれる外反母趾の観血的療法のうちMcBride法は本邦で比較的よく用いられている,1928年にMcBride6)が母趾内転筋のconjoined tendonの移行により内転筋と外転筋とのバランスを獲得し,外側種子骨の摘出により前足部の横径を小さくして外反母趾を矯正しようとした方法である.その後の経験から1935年7)に短母趾屈筋の外側頭の移行は,槌趾変形を生じるので損傷しないようにすることと外側種子骨の摘出の適応の制限を追加している.
 当科でも昭和34年以降,主として本法を用いてきたが,過矯正のために生じた内反母趾を4例5別経験し,4趾に観血的治療を施行したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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